【福岡・うきは】『jingoro(ジンゴロウ)』〜木・ki・キ編〜

【福岡・うきは】『jingoro(ジンゴロウ)』〜木・ki・キ編〜

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『jingoro(ジンゴロウ)』

2018年8月10日オープンの「食と木」がテーマの店『jingoro』。木工作家である山口和宏さんの作品展示と、娘夫婦の明田一城さんとふき子さんの経営する喫茶が一体となっています。

木製の家具やお皿が並ぶ店内で、奥様がお菓子を焼き、旦那様が自家焙煎の珈琲を淹れてくださいます。ランチタイムには、自家製のパンやサラダ、スープなどが付いたワンプレートランチを、ティータイムにはスイーツと美味しいドリンクを。お菓子は勿論のこと、うきは産の旬の果物を使った自家製のジャムやこだわりの茶葉、珈琲豆等のテイクアウトも可能です。

奥様はアレルギー体質で、娘さんはさらに酷いアレルギー体質なのだとか。自身の経験より、どんな人が食べても美味しく、尚且、小麦や乳製品、卵を使わない「ビーガン」の物も提供できるようにしたいと考えているそうです。

ビーガンとベジタリアン

「ビーガン」とは、肉や魚、卵、乳製品、はちみつ等、動物性食品を一切口にしない「完全菜食主義者」のことです。同じビーガンでも食だけに限らず、衣類や化粧品、日用品等、動物由来の物を使用しない「エシカル・ビーガン」というカテゴリーも存在します。

また「ベジタリアン」とは、「菜食主義者」の総称のこと。「ペスコ・ベジタリアン(魚、卵、植物性食品と乳製品を食べる)」、「ラクト・オボ・ベジタリアン(卵、植物性食品と乳製品を食べる)」、「ラクト・ベジタリアン(植物性食品と乳製品を食べる)」等、細かく分類すると9つものカテゴリーに分けられます。つまり「ビーガン」とは「ベジタリアン」というカテゴリーの中の1つなのです

「ベジタリアン(ビーガン)」になる方には、アレルギーや病的な理由があったり、また健康維持、宗教、動物愛護、環境配慮等、様々な理由が存在します。

19世紀イギリスには存在したとされる思考ですが、近年「SDGs(持続可能な開発目標)」の観点より、再度注目が集まっています。動物性食品の製造には大量の資源が使用されるそうで、地球へのダメージが大きいと考えられています。「ベジタリアン(ビーガン)」であることは、環境保全の観点からのメリットも多く、正にサステナブルな時代に合った思考。日本ではまだ浸透も浅いですが、イギリス、アメリカ、インド、ヨーロッパ各国では年々増加傾向にあり、今後もその動きは拡大すると考えられているそうです。

カフェ

ドリンクメニューは上記の通り。焼き菓子等のスイーツはシーズンによって変わるので、お店のInstagram等で確認されることをおすすめします。

「チーズケーキ 520円(税別)」

オープン当初からの定番商品、バスクチーズケーキ。半生でとろりと口どけが良く、濃厚なのに後味はさっぱり。表面の焦げが香ばしくて。山口さんの素敵な木のお皿でいただけるので、さらに美味しい。

「あまおう苺のティラミス 600円(税別)」

苺のフレッシュさを楽しめるティラミス。見た目の可愛さとは裏腹に、スパイスの風味も感じるちょっぴりセクシーな一面も。しみしみな生地と一緒に、クリームがしゅわしゅわと消えるような感覚。

「キャロットケーキ 550円(税別)」

ずっしりと重いケーキ。しっとりな生地感と、クリームチーズのさっぱりとしたフロスティング(クリーム)のバランスが良く。スパイスは控えめですが、アーモンドのような香ばしさとたっぷり人参の甘みを楽しめます。サンド構造なのも良き。

「アイスコーヒー 560円(税別)」

旦那様が入れてくださる自家焙煎のコーヒー。赤褐色の美しいアイスコーヒーは、程よい苦味とすっきりとした後味。

「アイスカフェラテ 600円(税別)」

お好みで、牛乳は無調整豆乳へ変更も可能。ビーガンの方でも楽しめます。

テイクアウト

「スコーン 350円(税別)」

福岡・うきは『野上耕作舎』の小麦粉を使用。全粒粉のような風味も感じる小麦粉なのが特徴だそうで、奥様曰く「粉を味わってもらいたいがために作っていると言っても過言ではない」とのこと。

ザクホロなスコーン。焼戻しすると、より小麦の香ばしさと甘味が感じられるのでおすすめ!

「ブランデーケーキ 390円(税別)」

ブランデーの効いた大人のパウンドケーキ。しっとり、しみしみジューシー。

「バタークッキー 360円(税別)」

ざっくり生地のバターたっぷり、罪な味。コーヒーとの相性が最高。

ひまわりのような可愛らしさで、プレゼントにも最高です。

♥♥♥♡♡ ぞっこん度:3.7

母の愛が作り出すお菓子。気取りすぎず、個性的すぎず、ベースは素朴。質感で楽しめるようなお菓子が揃っているように感じます。あの木の温もり溢れる空間で、木の素敵なお皿でいただく美味しさ。ずっしりな「キャロットケーキ」が美味しかったなぁ。

どこか懐かしくて思い出すと食べたくなるので、次はもっとお土産を買って帰ってこようと思います。

jingoro(ジンゴロウ)

定休日水~土曜日
営業時間11:00~17:00
住所福岡県うきは市吉井町鷹取1557‐3(地図
TEL0943‐73‐7773
予約不可
駐車場あり
2022年3月現在の情報です

2022年3月10日 心を込めて雅