もくじ
『根津のパン』
2018年8月15日オープン『根津のパン』。元々、豆腐屋だった場所をベーカリーにしたそうです。
店主の野口さんは、元々谷中にある『カヤバベーカリー』の立ち上げスタッフとして働いていたそうですが、2018年の閉店をきっかけに自身のお店をオープンさせたそうです。『カヤバベーカリー』は、同じく谷中にある喫茶店『カヤバ珈琲』の姉妹店で、私もお邪魔したことがあるのですが「たまごサンド」と「プリン」が美味しい人気店です(私のInstagramで紹介させていただきました)。喫茶店はリノベーションして現在も営業をしています。ちなみに『カヤバベーカリー』の跡地には、私もだいっすきなベーカリー『VANER』ができました。
『根津のパン』では、国産小麦と自家製天然酵母を使用した、長時間熟成発酵のパンが人気。1日に約50種類のパンを作っており、11時前後からパンの種類が揃い出すそうです。
パンドミと食パン
「パンドミ」は、フランス式の食パンのこと。バターやマーガリン等、油脂や砂糖をあまり使わないレシピで作られることが多いです。形は、山型や角型、円筒形など様々。小麦の香りが楽しめるような、もちもちした食感が特徴のパンです。尚、イギリス発祥の角型食パン「イギリスパン」に似ており、甘さ控えめです。
一方「食パン」は、日本の造語であり食事パンを表す総称なので、海外には存在しないパンです。油脂や砂糖をたっぷり使用して作るので、甘みが強くほんのりと塩気がします。角型と山型があり、角型は蓋をして焼いているのでしっとり、山型は蓋をしないで焼いているのでふんわりな生地に。アメリカの「ホワイトブレッド」が原型になっています。
『根津のパン』は、食パン(パンドミ)の種類が豊富で、様々な質感で作られています。それは「それぞれの好みにあったパンを提供できるように。」という店主の想いから。上記の情報を参考に、お好きなものを見つけて頂ければ幸いです!
パン
基本は自家製レーズン酵母でパン生地を発酵させているそうですが、パンドミの生地には、レーズン種とポーリッシュ種を使用しているそうです。パンドミ生地は最低でも12時間以上発酵させており、ものによっては24時間以上発酵させているので、高加水でもっちもちの生地に。角食と山型食パンだけは長時間発酵にせず、しっとりふんわりな日本人に親しみやすいパンになっています。
ライ麦、大麦、玄米、ハトムギ、黒米を練り込んだ、雑穀のミニ山食。こんな高加水むっちむちの食パンが存在することに、驚きと感動です!
今にもとろけてしまいそうな口溶けの良さ。雑穀の香ばしさやぷちぷちとした食感。こんなに美味しいなら、大きなサイズで買えばよかったなぁ。
ベーシックな「パンドミ」や「角食パン」、「山型食パン」は毎日用意があるそうですが、その他の種類「くるみ」、「ごま」、「ごまレーズン」、「フロマージュ」、「ぶどう」、「雑穀」、「よもぎと大納言」等は日替わりで用意があるそうです。気になる種類がある方は、お店にチェックしてから訪問することをおすすめします。
長時間熟成発酵のバゲット生地で、ハーブのソーセージと大葉、チーズを包んでいます。むっちりとした生地に、ソーセージの旨味。大葉のさっぱりとした風味も加わって、このパンでビール飲めるな…。人気商品で1日3~4回焼いているそうなので、出会える率も高そう!
ちょっぴり珍しい、自家製のグリーンカレー入り。ココナッツの甘味がある本格的な味わい。
使用する鶏肉は、お店で挽いているそうです。焼きカレーパンなので、油っぽさもゼロ。もちもちでうまうま。
小麦の旨みと白胡麻、むっちむちな生地に和テイスト、最高。
大納言は、このゴロゴロ加減。大納言の甘みと、それに負けないパン生地。春になると、桜が練り込まれたver.が出るそうです。楽しみですね!
♥♥♥♡♡ ぞっこん度:3.7
気取らないけどなんか特別なパン。小ぶりだけれど、もちもちしっかりとした質感で食べごたえがあります。それから確かな小麦の美味しさ。旦那様とも度々「美味しかったよね〜。」と話題に上がります。根津には沢山のパン屋さんがあるけれど、一際列ができていて、食べて納得。「根津に住む方たちは舌が肥えているな。」なんて、いつでも食べられる方が羨ましい限りです。「雑穀ミニ山食」ほんと美味しかったなぁ。
「根津のパン」
定休日 | 月・木曜日 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
住所 | 東京都文京区根津2‐19‐11(地図) |
TEL | 03‐5834‐2883 |
予約 | 可 |
駐車場 | なし |
2022年2月26日 心を込めて雅