元スイーツ販売員の正直ブログ!

【茨城・つくば】『MORGEN(モルゲン)』・『ベッカライ・ブロートツァイト』〜茨城の“つくば”はひらがな表記やで!編〜

【茨城・つくば】『MORGEN(モルゲン)』・『ベッカライ・ブロートツァイト』〜茨城の“つくば”はひらがな表記やで!編〜
2019年12月15日
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皆様こんにちは、雅です。

少し前の話になりますが、私自宅のオートロックに締め出されるという事件がありまして(郵便物を取りに出たらオートロックが閉まってしまった)…

鍵は疎か、携帯も財布も持っておらず「この寒空の下、薄着で一体どうしたら良いの?!」と凍え立ち尽くしていたところ、それに気づいたお隣の素敵な旦那様と奥様(ほぼ初対面)が手を差し伸べて下さいました。

お部屋に招き入れ、温かい紅茶や美味しいチョコレートを出して下さり、その上美味しい御夕食まで御馳走になってしまいました(本当に美味しかった…あのきんぴらごぼう…)。

見ず知らずのすっぴんおばけな私にこんなにも良くして頂き、地域の方の温かさと優しさに触れました。

この記事をご覧下さっているかは定かではありませんが、その節は大変お世話になりました。ありがとうございました。

さて今回は、茨城県つくば市にある2軒のベーカリーにお邪魔してきました。

どちらもドイツパンが人気のつくばの有名ベーカリーです。

少し長い記事となりますが、最後までお付き合い下さいませ!

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『FRISCHES BROT MORGEN(フレッシェス・ブロート モルゲン)』

『フレッシェス・ブロート モルゲン』
定休日:木曜日・第2日曜日・最終水曜日
営業時間:8時30分〜18時30分(売切れ次第終了)
住所:茨城県つくば市千現2-13-2

1983年創業の老舗ベーカリー『FRISCHES BROT MORGEN(フレッシェス・ブロートモルゲン)』

ドイツの木組みの家を彷彿とさせるメルヘンな外観がとても素敵ですよね!”日本人にも食べやすいドイツパン”をコンセプトに、惣菜パンからスイーツパンまで多種多様なパンを取り揃えています。

老若男女連日多くの方がこちらのパンを買いに訪れ、行列が出来ることも珍しくはないそうです。

ダントツ人気なのは、ふわもち食感の”食パン”らしいのですが、予約必須の人気商品とのこと。

【食パン予約について確認したところ、平日*購入日当日の9時よりTEL受付可。土日祝日*予約不可

曜日関係なく当日来店分の用意もあるそうですが、焼き上がり時間が10時・12時・14時と決まっているそうですのでご注意下さいませ。

私が来店した日、店内は大混雑!食パンも提供までに時間が掛かるのことで断念…。しかし食パン以外にも美味しそうなパンが沢山!(混雑の具合から撮影は控えさせて頂き、店内写真がございません。ご了承下さいませ)

私も行列に並び、4種類ゲットさせて頂きましたのでご紹介させて頂きます。

“粒栗あんぱん 180円(税別)”

見た目がカレーパンのようなこちらですが、実はデザートパンなのです!

表面のパラパラは”ココナッツパウダー”だそうで、カリッとした食感と優しい甘みをプラスしています。

頂点に君臨する渋皮煮は、中にもペーストと共にゴロゴロと。全体的に甘みが強いので、甘党さん向きかもしれません。

“シナモンロール 180円(税別)”

中にレーズンとシナモンが練り込まれている”シナモンロール”は、花のように可愛らしい形と雪のようなシュガーグレーズが魅力的ですね。

カルダモンなどは使用せず、シナモンのシンプルな味わいとそれを邪魔しないレーズンの甘味も◎!パン自体は厚みがあり食べごたえがあります。

少々パンのカサつきが気になりましたが、リベイクするとザクザクとした食感がGood!

“紫芋のペストリー 195円(税別)”

デニッシュ(ペストリー)に紫芋ペーストと豆乳ホイップから出来たクリームが渦巻き、中には本来の味が楽しめる紫芋のペーストが練り込んであります。

頂点にはちょこんとサツマイモの大学芋。デニッシュはバターが控えめで、少しパサツキ気味(恐らく焼き立てはもう少ししっとりしていたのではないかと思います)。

そして何故頂点だけサツマイモなのか…気になります(笑)

“カンパーニュ 440円(税別)”

出来たてのものはカットするとパンに形が崩れてしまうとのことで、1本買いさせて頂きました。どーんと圧巻のフォルムです!

品種や比率は企業秘密とのことですが、小麦粉やライ麦、自然種などを使用し作っているというカンパーニュ

クラスト(パンの表面)は見た目に反して薄めなので、リベイクするとカリッとした食感に。

クラム(中の生地)は押すと潰れてしまいそうな優しい生地。水分量が多くもっちりしているので非常に食べやすいです。

酸味は程々で後味に嫌味もなく、小麦の芳醇な香りや噛むほどに甘みが出て来る美味なカンパーニュでした。

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★★★☆☆ 総合評価:3.4

ペストリー類が特化しているというより、カンパーニュや今回手に出来なかった食パンなど”THE・王道のパン”の類が特化しているのかなという印象です。

惣菜パンやサンドイッチ類もいくつか並んでいたのですが、購入しなかったことを後悔しているぐらい“カンパーニュ”が美味しかったです。

私が来店した日は定休だったのですが『モルゲン』のお隣が『Sieger(シーゲル)』という洋菓子店で、店主のご兄妹が経営されているそうです。これから来店予定の方は、そちらも合わせて覗いてみては如何でしょうか。

次回は”食パン”を目指して来店させて頂きたいと思います!『シーゲル』のケーキも是非頂いてみたい!

『ベッカライ・ブロートツァイト』

『ベッカライ・ブロートツァイト』
営業日:火〜土曜日(日・月曜日定休)
営業時間:9時〜15時(売切れ次第終了)
住所:

地元で美味しいドイツパンが頂けると有名なベーカリー『ベッカライ・ブロートツァイト』では、ドイツ修行の経験がある店主の作る、ヘルシーで個性的なパンを頂けます。

「残したい(作り続けたい)パンだけではなく、良い素材や食材と巡り合えば新しく取り入れ(新しい形のパンを)作っていきたい」と店主の菅原さん。

イタリアのパンや季節の素材を使った商品など、ドイツパンの伝承のみに縛られることなく、常に新しいものを取り入れ、進化し続けるクリエイティブなベーカリーです。

素材にはこだわりをお持ちで、ドイツ産のオーガニック小麦や北海道産の無農薬小麦、地元を中心とした有機野菜やオーガニックのドライフルーツなど出来る限り体に良く、品質の良いものを使用しているそうです。

人気商品は、好みの具材(太字)と好みのパン(細字)で提供して下さるサンドイッチ。

パンや野菜のみならず、チーズにもこだわりがあり、現在はヨーロッパからチーズを直輸入する商社ヴィアザビオの実店舗『LA MARINIERE(ル・マニエール)』の農薬や化学肥料を一切使用しない牧草で育成した牛や羊の乳から製造される、オーガニックチーズを使用しているそうです。

“サンドイッチはオーダーが入ってから作る”というのも店主のこだわりの1つで、事前予約も可能(当日14時まで受付可)ですが、出来る限りお渡しの直前に作ることを心がけているそうです。

今回は出来たてサンドイッチを含め、5種類のパンを頂きました。

“チキンサルサ”はチャバタ、”サラミ・パルメジャーノ・グリーン”はバゲット(ハーフ)でオーダー。

混雑具合やオーダー数にもよると思いますが、私たちは出来上がりまでに15分前後掛かりました。

“チキンサルサ(チャバタ) 670円(税込)”

サンドイッチの定番バンズである“チャバタは”もっちり弾力と、オリーブのほのかな香り。

具はチキン、トマト、ベビーリーフ、チーズ、そしてサルサソース。

厚めのチキンはブラックペッパーでパンチが効き、鴨ローストに近い印象を受けました。甘酸っぱいトマト、ほんのり苦味のベビーリーフ、マイルドなチーズ(恐らくゴーダ)、スパイシーなサルサソース。

どれも単体で食べると濃い印象ですが、総合的にはとても良いバランス!ただ具材が強く主張してくるので、シンプルなチャバタが少々負け気味に…こちらは選ぶバンズでかなり印象が変わってくるのでないかと思います。

“サラミ・パルメジャーノ・グリーン(バゲット”ハーフ”) 670円(税込み)”

こちらのサンドイッチはバゲット(ハーフサイズ)でオーダー。具はサラミ、くるみ、ベビーリーフ、パルミジャーノチーズ。味付けはオリーブオイルとバルサミコ酢(ベビーリーフの味付けとして使用)。

サラミは想像より控えめで、くるみやベビーリーフの食感やパルメジャーノのコクや風味などをフルーティーなオリーブオイルとさっぱりとしたバルサミコ酢で頂く“サラダ”のような感覚のサンドイッチです。

バゲットは3種の小麦粉を配合しているそうで、むっちりもっちりとした弾力と歯応え。

リベイクするとパリミシッとより食感や風味が良くなり、なんとも言えない美味しさ。具材に負けることなく後味にしっかりと小麦の風味が残るのが、素晴らしいと思いました。

“レモンピールとジンジャー 280円(税込)”

有機ドライフルーツや有機ナッツなど有機素材を提供する『NOVA(ノヴァ)』有機レモンピールと砂糖漬けのジンジャー、玄米水飴などから構成されたこちらは、一見”ロッゲンブロートヒェン(ライ麦の入った小型のパンのこと)”に見えますが、全粒粉30%と小麦粉70%の配合で作られたパンなのでライ麦は入っていないそうです(パン生地が茶色いのは全粒粉による効果)。

+100円でパンの間にクリームチーズを挟んで頂けるとのことでお願いしました(プライス右上に表記のあるものは入れることが出来ます)。

砂糖漬けされているとはいえ生姜特有の強さは健在。たっぷり練り込まれた少し苦味のあるレモンピール、そこにクリームチーズの乳脂肪感

以前は甘味として蜂蜜を使用していたそうですが、現在は玄米水飴を使用し、素朴な甘味としっとり感を演出しているのだとか。香りはカモミールに近いですね。

素材の組み合わせは悪くないと思いますが、トータルバランス的には△です。

パン生地に対してレモンピールが少し多いかも(ピールではなくジャムだったらすんなり食べられそう)。どの素材も主張が強くて、口に嫌味な感じが残るかなと思います。

恐らく好き嫌いがはっきり出るパンです。

“クロワソン 240円(税込)”

まるでお手本のように美しいフォルムに心惹かれます。

でも割ると大きな空洞が…エアリー感を目指した可能性もあるので一概には言えませんが、クロワッサンの大きな空洞は発酵不足と聞いたことがあります…これもそうなのでしょうか?

とはいえ層自体は均等ですし、中は弾力がありしっとりと、外はサクミシです。でもちょっとスカッとした感じがあるという…。

また重量的には軽いですが、たっぷりのバターがオイリー&ヘビー。後味に塩味が強く残り、少々しつこいかなという印象です。見た目で期待値が上がっていた為、あまり感動点がなくちょっぴり残念でした。

“サワーチェリーとカシューナッツ 870円(税込)” ※量り売り商品でグラム3.6円

「4カット下さい!」でオーダーしたら、結構良いお値段になりました(笑)

ちょっと変わった組み合わせというか、カシューナッツのローストがまるっとごろごろ入っているパンって結構珍しいですよね!

小麦粉、全粒粉、そしてライ麦の3種の粉と3種の酵母から作られているそうです。

水分量が多く、むっちりした生地。ライ麦も1割程度の配合なのでまろやかな酸味ですし、香りも豊か。

ナッツの塩気とこれまたGoodな組み合わせ!

一方で、サワーチェリーの存在感がちょっと大きすぎるのではという気もします。目がシパシパするような、例えるなら“梅干し”のような酸味ですね。それをまるっと入れているので渋みが気になって私は少し違和感がありましたが、“自然のまま”或いは“素材感”を重視する方(ナチュラリストな方)は好みかもしれません。

一定数のファンありきの商品なのかなと思いました。

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★★★☆☆ 総合評価:3.8

パンと素材の組み合わせ次第で様々な味わいを楽しめるという、バリエーション豊富な点が魅力的です。

正直なところ、賛否両論だろうなと思う商品が多かった印象ですが、どのパンもベースのパンはもっちりむっちり食べやすく、特にサンドイッチ類はボリューミーで美味しかったです。

「ライ麦=酸味が強い」という勝手な概念がありましたが、素材や配合の調節で様々な味わいに変化するのだなと思いました。

今回はバゲットやチャバタなどイタリア系統のパンばかりチョイスしましたが、”ドイツパンの概念が変わった”今、改めてこちらのパンを頂いてみたいと思います。

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伝統か進化か”、パンもベーカリーによって様々で、幅が広く奥深いと改めて感じました。

また『ベッカライ』の店主菅原さんにお話を伺った際、「パンに使う素材、特にチーズなどの乳製品は個人店だと思うような物が手に入りにくく決して安くないので、出来るだけロスを少なくしたいのが正直なところ」と仰っておりました。

ベーカリーのみならず、どのような飲食店(特に個人店)にも、美味しい物を出来るだけ安全に低コストで、ひとりでも多くの方に提供したいという気持ちはあると思います。でもそれで利益を出すことは難しいのが現実です。

様々な葛藤の中、こうして安全でこだわりのある美味しい物を提供して下さっているお店は、私たち消費者にとって貴重であり、大切にしていかなくてはなりません。

近年、SNSの為に商品を手に取り食べずに捨てるという由々しき問題もありますが、こういった供給者の声に耳を傾けることで、軽減されていくことを願います。

難しい話になってしまいましたが、とにもかくにも!今回も美味しいパンを美味しく頂けて幸せいっぱいの雅でした!次回の更新もお楽しみに!

2019年12月15日 心を込めて雅

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