皆様こんにちは、雅です。
ここ数日涼しい風が舞い込んできて、少しずつ秋を感じ始めております。食欲爆裂期も目前ですね!今のうちにダイエット…といきたいところですが、世界中に美味しいものが溢れているので胃袋を休ませる機会が…美味しいものが溢れている世界が悪い!世界が私に脂肪を製造させている!!(…でも最近糖尿病の本に感化されて少しビクついている…皆様もお気をつけあれ、です)
さて前回は『プチ弾丸旅行in栃木県』と題しまして、私の独断と偏見による”栃木県美味しいものベスト3″をご紹介させて頂きました。本投稿ではその続編と致しまして、栃木県の素敵カフェやお土産品をご紹介させて頂きます。では早速続きをどうぞ!
(※こちらの記事に掲載されている商品等は、増税前の価格になります。変更している場合もございますので、ご了承の上ご拝読下さい。)
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もくじ
『NASU SHOZO CAFE(ナスショウゾウカフェ)』
"昔、読んだ本の中に、こんな文章が、あった。
何かの拍子に「ふっ」とひどく恋しい場所へ、心が飛んで行ってしまう事が、あります。そのきっかけは風だったり、音楽だったり、空気や、味覚や、誰かとの会話だったり…そんな瞬間も恋と言ってしまえるなら日々は、なかなか楽しいものだと思えます。どうか、その瞬間がその場所が、沢山あるように、祈っています。"
皆様はこの言葉たちを、どのように受け取りますか?私は空に浮かぶ風船のように、なんて儚い想いなのだろうとも、また一瞬一瞬敏感に、そして素直に感じたまま生きるロマンチストな方が書いたのかもしれないと思いました。
これは『NASU SHOZO CAFE』のHPの冒頭文です。個人的にとても素敵な表現だなと感じたので、掲載させて頂きました。
今回ご紹介するのは、そんな沢山の素敵を詰め込み創設されたカフェ『NASU SHOZO CAFE(ナスショウゾウカフェ)』です。
外装は黒を基調としたシックなログハウス。対象に店内やテラスは、白を基調とした爽やかで温かみのある空間。でもアンティーク調の家具やヴィンテージ調の家具など、コンセプトが定まらない印象です。
右を見れば緑の映えるナチュラルなリビング風、左を見ればノスタルジックな大人の隠れ家風、なのにひとつの空間として仕上がった謎の一体感。こだわりの中のヌケ感、新たな出会いの中に安らぎがある、唯一無二の空間。
これらはオーナーの菊地省三さんが手掛けており、菊地さんに関するコラムや記事(参考にしたURLを付けさせて頂きます)を読み、感じ取った人柄は“人生は旅”という感覚を持って、カフェを常に進化させ続ける根っからの芸術家。
1988年に黒磯のアパートの2階をリノベーションし、カフェを始めたのがきっかけで、後程ご紹介しますが、珈琲へのこだわりは、ご自身の旅の中で巡り合った全てが作り出した産物です。「自分の店を作ってみたかった」という菊池さんの夢と旅の風景を垣間見れる素敵なお店だからこそ、各地から旅人が集結、連日満席なのですね。私達も1時間弱待ちましたよ〜。
メニュー
さて、前置きが長くなりましたが、早速こだわりの品々をご紹介させて頂きます。こちらがメニュー一覧です。
軽食やスイーツの品数は、決して多いとは言えないですが「コーヒーをおいしく飲んでもらうためには、おいしいケーキがなくちゃダメだな」という“軽食(スイーツ)は美味しいコーヒーのために”の考えをお持ちのオーナーなので、これで十分です、いえ充分です!
まずはコーヒー選びから。
私は“アイス珈琲”を、お連れ様は“アイスオーレ”を。オーナーがメニューの右下に、それぞれの美味しいカスタマイズ方法まで推奨して下さっていますが、まずはそのままひとくち。
おっうふ!すごく苦めだー!でもコクと深みがすんごい!酸味系があまり得意ではないのですが、これは全然気にならないです。恐らくほんのり感じた爽やかさがそれなのでしょうが、無知な私には良く解りません!
あ、でもほのかな甘みは感じられました。口に含んだ瞬間から体中を巡るような風味がぶわっと広がって、すっと後味はまとまるような…う~ん…こういう時に「もっと珈琲に詳しければ…」と歯痒く思うものです。
ちなみにお連れ様のアイスオーレは「おぉ〜ミルク!苦め!」だそうです。オーナーおすすめの甘くして飲むのも試していましたが「ん〜うまっ!」だそうです…はい、2人でもっと珈琲を勉強します。
そんなこんなで、私たちなりの珈琲タイムを楽しんでいると、軽食&スイーツが!待ってました!!
こちらが軽食の“サンドウィッチセット”。好きな飲物とセットにすることが可能です。ちなみに『SHOZO CAFE』では軽食のことを、那須の方言で“小時飯(おやつ)”と表現するんですって!なんかオシャン!
ほわぁ~可愛い盛り付け!まるでお星様みたい☆パンの間には厚焼きタマゴときゅうり、そして大葉。味付けはケチャップにマヨネーズがベース。
タマゴサンドといえば、タマゴをマヨネーズであえたタマゴサラダを挟むのが王道スタイルですが、こちらは厚焼きのタマゴさんなんですね〜。最近はそういう店舗が関東の方でもちらほら見られますが、本来は関西のタマゴサンドのスタイルなんですよね。
オーナーは栃木県出身の方ですから、もしかしたらこれも旅の最中に見つけた物のひとつなのかもと勝手に想像して、しっかり噛み締めました!
タマゴはみりんで味をつけたくらいのほんのり甘い、だし巻き卵。熱々ホヤホヤです(ほんのりチーズっぽい感じもしたのですが、何処かに入っているのかな?)調味料のこってりとした満足感の後に、大葉のさっぱり爽快感。すぐ次の一切れに手を伸ばしてしまいました。
シェアしやすいようになのか、食べやすさへの配慮なのか、6カット切りというのも良いですね!
さて次は“ケーキシエスタ”。こちらはスコーン1つと好きなケーキを1つ、その日のケーキの中から選び、ワンプレートにしてくれます(ドリンクは付いてきません)。メニューに載っている定番ケーキじゃなくても良いんです!“その日のショーケースの中にあるケーキならどれでも選択OK”なのです!(日によりますが、時々メニュー外のケーキが出てくるそうですよ!)
注文前に、絶対ショーケースの確認を怠らないようにしなくてはですね!
スイーツ
この日は定番品以外の物は見当たらなかったので、スタッフの方がオススメして下さった“チーズケーキ”をチョイスしました。
ああああー…まっじで美味しそう。。写真では確認できないかと思いますが、スコーンからほんのり湯気が立ってます。私が楽しみにしていたのはこの“スコーン”!お味はプレーン。足繁く『SHOZO CAFE』に通うSHOZOファンの方たちの間でも、このスコーンは外せない一品で、またこのスコーンを求めて遠方から遥々…という方も多数いらっしゃるそうです。
テイストは”プレーン、チョコ、抹茶ホワイトチョコ、クランベリーホワイトチョコ”の4種類(もしかしたら時季により変動あるかもです)。美味しいものを目指して三千里〜まさに旅ですね〜!
さぁ、この一般よりもボリューミーなこの子を割ってみようじゃありませんか!せーの!じゃ〜ん!
ふぁ〜!小麦粉のガツンとしたいい香り〜!中ほわっほわだ〜!ゴツゴツ粗っぽい外見とは似ても似つかない、きめ細やかさ。食べてみると、しっとりというよりは、さっくりからのホロホロ崩れていくような。
本当に見た目とのギャップが心に刺さる…繊細な手作り感。スコーンは食感が様々で、好みも分かれるかと思いますが、これは私のタイプ!恐らく複雑に素材を組み合わせているのではなく、栃木県の新鮮な素材を使うことで、1つ1つの風味や味を最大限に引き出している、私の好きな素朴系男子!(※男子ではない)
素朴だからこそ、クロテッドクリームのコクが合わさったり、ジャムの酸味が合わさっても喧嘩せず、寧ろ「はいどうぞ〜お待ちしておりました〜」と寄り添いながらも「ちょこっと後味に、小麦の風味漂わせておきますね〜よいしょ〜!」と付属品に合わせて顔を変えられるのでしょう。
そ、そんなのずるい!ずるい男よ、あんた!(※男ではない)
と、これ以上スコーンを語ると演劇雅が開幕してしまいますので、チーズケーキのレポに入ります。
あ、ちなみにスコーンに添えられていたラズベリージャムが、生っぽく肉々しくて(果肉っぽい)好みでした!確か「メリーエレン レッドラズベリージャム」だったと思います。店頭でお買い求めもできますので、気になる方は是非チェックして見て下さい。
では、スタッフさんオススメの“チーズケーキ”に移りましょう。こちらも如何にも手作りって感じが出ていますね。調度品のようにmm単位の美しいスイーツも勿論好きだけれど、私はやっぱりこういう人の手で作られた温かみを感じられる物の方が好みです。
これは、栃木県の水や小麦、そして色々な意味で乳製品が強いと、改めて思い知らされた一品。私はチーズケーキに詳しい方ではないのですが、これはかなりインパクトがありました。
舌触りは滑らかで口溶けも悪くありません。味はなんと言ったら良いのか…こっくりとしたというか、チーズの深いところまで味わわされているというのか。
口コミなどでは、酸味がないとか爽やかなと感じる方が多いようですが、私には少し刺激的な印象で…例えるなら、とても卵が濃いマヨネーズを食べているような…上手く表現出来ずもどかしい…。とにかく、私には新鮮な感覚でした。
誤解がないように言っておきますが、とても美味しかったんです!特に付け合せの生クリームと相性が抜群で、これを添えることが前提で作られているのかもという程。生クリームが、全体の調和を取る重要な役目を担っているように感じました。勿論、コーヒーとの相性も文句の付けようがございません。最高でした。
お土産
『SHOZO CAFE』では、珈琲や焼き菓子、スコーンなどテイクアウト出来る商品も多数あるのです!(オンラインもありますので要チェック)。グッズの展開もあるので、ファンには堪らんですね。
今回のSHOZO’s OMIYAは、“マドレーヌ 180円(税込)”と”焼きチョコ 260円(税込)”。
“マドレーヌ”はとにかくシンプルな作り。柑橘系で風味を付けていないので、そういうテイストが苦手な方でも安心して召し上がって戴けます。バターのコクと小麦の豊かな風味をはちみつで閉じ込め、脂質のたっぷりとした満足感。強い個性はないですが、親しみやすく誰でも好きになれる味です。
カカオマスを焙煎した際の香ばしさが、鼻孔から脳髄まで刺激し、深いチョコレートの世界に浸りました。ぬったりとした舌触りと、表面のカカオパウダーが混ざり合うと、もう…上質の塊。ギフトでこれを頂いたら、その方に一瞬で恋に落ちてしまいます…。
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♥♥♥♥♡ ぞっこん度︰4.2
珈琲へのこだわりと反して、スイーツや軽食はシンプルで、味も素朴というギャップがあり(決して手を抜いているという意味ではありません)とても気に入りました。
特にスコーンは、絶品!
味の満足度の高さに素敵な空間も相まって、最高のティータイムになりました。オーナー菊地さんの描くビジョンや、お店のコンセプトをしっかり理解してから訪問すれば良かったと思う程、後々調べると奥の深いお店でした。
でも、オーナーさんはそんなことは望んでないのかも知れません。誰もがふらっと気軽な旅人として来店できる、そんな旅人の拠り所であって欲しいと考えているような気がします。また、旅の最中に寄らせて頂きます。素敵な時間をありがとうございました。
P.S. 東京都港区北青山や福島県白河市などに、販売やカフェの店舗があるそうです!私も行ってみたい!
定休日 | 不定休 ※詳しくはHPを参照 |
営業時間 | 10:00~17:00(L.O. 16:30) |
住所 | 栃木県那須郡那須町高久乙2730-25(地図) |
TEL | 0287-78-3593 |
予約 | 可 ※商品によって不可・席の予約不可 |
駐車場 | あり |
2019年10月5日 心を込めて雅